アルス文庫の紹介

アルス文庫に下記の論文を新しく収録しました。

(いずれも、総研大研究会「共同利用機関の歴史とアーカイブス2004」報告書からの転載です)

文 庫     タイトル
小沼 通二 日本学術会議、特に原子核特別委員会から見た原子核将来計画とKEK発足
西村 純 素粒子研設立をめぐる問題
中井 浩二 学術会議の果たした役割とその退潮


上記の論文は、総研大研究会「共同利用機関の歴史とアーカイブス2004」の報告書から著者と編集者である総研大平田光司氏の許可を得て転載します。
20世紀後半の日本の原子核研究は、日本学術会議の下に育まれた研究者主導の研究態勢によって大きな成果を挙げるに至ったと言えます。とりわけ、共同利用機関を拠点とした研究体制を築き上げる為に、先輩研究者は多くの努力を重ねてこられました。21世紀の始まりとともに、研究と教育の体制が大きく変わろうとしている今日、共同利用機関の歴史を振り返り過去の経験や思いを後進に伝えることは大切なことであります。総研大平田グループの御努力に敬意を表わすとともに報告書の一部を紹介したいと考えた次第です。
アルス文庫には、20世紀後半の日本の学術研究の発展についてのエッセイや論文が既に何編か収録されていますが、今後も意識して著作を集めたいと考えています。ご協力を御願い致します。(中井)


 タイトルの青文字をクリックすると「アルス文庫」にリンクされて本文を見ることができます。

アルス文庫 (会友によるエッセイ・評論・論文集) について

 アルス文庫は、会友が政治的配慮・商業的効果などの障壁を意識しないで自由に意見等を公表できる機会を提供します。著作権については著者が責任をもって処理することとし、既に出版された物は著者の責任で確認してもらいます。

 アルス文庫に収納する論文・エッセイの投稿をおおいに歓迎します。その場合は、e-メイルで nakai@post.kek.jp にお送り下さい。採否は編集者が判断してご連絡致します。苦情に対しては3名以上の会友の判断を仰ぎます。